のこぎりだけを使用して2×4材を切るとき、切った断面がガタガタでモヤモヤした経験ありませんか?
素人が補助なしで木材を切ると、ほとんどの方がまっすぐ切れません。私も切れません。
まっすぐ切るために、丸のこを使用してみたいけど工具がない。レンタルするにもお金が都度かかる。刃物むき出しの電動工具を使用するのは怖い。という思いがありますよね。
まっすぐ切るための2×4材専用(使い方次第でその他サイズの木材を切断できます)切断ガイドがあります。そこまでお金もかからないし、買ってしまえば今後の2×4材の切断時にはいつでも使用できます。
ディアウォール、ラブリコ、ウォリストを使うために、2×4材を切ることは必須!まっすぐ木材を切って、見栄えをよくしたり、想定通りの強度を保つようにしましょう。
治具の紹介
以下について触れていこうと思います。
- そもそも治具ってなに?
- 具体的にどんなもの?
- どんな時に使用するもの?
- 使い方は?
治具とは?
治具とは、のこぎり等の加工するモノをガイドしたり、木材等の加工されるモノをしっかり固定する役割を持つものです。加工を補助するモノと覚えておきましょう。
治具を使用しない場合、鉛筆等で切る場所に線を書いて(けがきとも言いますね)、線に沿ってのこぎりで切ると思いますが、手で押さえて切るとどうしてもまっすぐ(垂直が出ない)切れません。
治具を使用すれば、上の画像のガタガタな断面が見違えるほどに綺麗になります。
治具を使用した時、使用していない時の検証結果は本記事の最後に記載しておりますのでお楽しみに!
マイターボックス
商品名は「マイターボックス」です。
2×4材に限らず、幅90mm×厚み40mm以内であれば難なく使用できます。
本当に便利です!材料をマイターボックスに置いて90°の位置からノコギリで切るだけで、見違える程に切断面がまっすぐになります。
角度のガイドもあり、45°、67.5°、90°と2×4材に角度をつけて切断できます。
窓枠や額縁等のフレームを作る時は、45°カットが綺麗にできると隙間なく仕上げることができますので重宝すると思います。
どのようなDIYの時に効果的なの?
2×4材を使用したDIY全てに効果的と思います。
2×4材で何かを作ろうとした場合、切らないことはないですよね?
切る工程は必ず発生するので全てのDIYに効果的と思っています。
2×4材が採用されるDIYの多くは以下の2つと思います。
- ディアウォール、ラブリコ、ウォリストに使う2×4材を切断するとき
- 2×4材で棚板/壁収納を作るとき
組み立て工程において、材料の断面が垂直になっていると作業しやすくなることは言うまでもありません。見栄えにも大きく影響しますよね。
組み立て工程をスムーズに行うには、綺麗に材料を加工することが非常に重要ですので、補助治具を使用することを強く推奨します!
マイターボックスの使い方
手順は簡単!
「けがく」、「置く」、「切る」です。
けがく
上の画像のように切りたいところに線を書きます。
鉛筆、ボールペン等書くものは何でもOKです。
置く
マイターボックスに2×4材を置きます。
治具だから何かで固定するのでは?と思いかもしれませんが、マイターボックスは置くだけOKです。
(ピッタリサイズだから置くだけで切る方向に対して固定されていることになります)
切る
- マイターボックスの切込みに2×4材のけがいた箇所を合わせます。
- のこぎりの刃をマイターボックスの切込みに入れます。
- 切ります。
簡単ですよね!
多くののこぎりは引く時に切れるので押す時は力入れなくて大丈夫ですよ!
完成(断面の比較)
上の画像がマイターボックスで切った時の断面ですが、段差がない綺麗な断面になっています。
下の画像が手で押さえて切った時の断面ですが、右側に段差があることや全体的にザラザラしている見た目であることがわかると思います。
マイターボックスを使用すると、段差がなく滑らかな断面になることが証明されました。
この差が、組立工程における作業のしやすさと見栄えにつながります。
材料がまっすぐに切れていれば、材料同士をつき合わせた時に隙間ができなかったり、組み立てた時に仕上がりが歪みません。
まとめ
- 治具使用時、マイターボックスの切込み部の前後2点で、刃が固定されてまっすぐ切れる。
- 手で押さえた時、刃が固定されないのでまっすぐ切れない。
断面がきれいになるというごく地味な効果ですが、これらの加工材料を使用した時、完成品の見栄えが大きく変わることは覚えておきましょう!
コメント