【壁面収納】簡単!再現性が高い棚板の取付方法【計画編】

DIY

妻から飾り棚とか壁面収納が欲しいと言われたけど、どうしよう。

業者に頼む程でもないし、自分でやってみるにしても何から始めればいいんだ?       

何か参考になる方法があれば、マネできるんだけどな…。

こんな悩みを解決します。

誰でもできるDIYの始め方

  • 再現性が高いDIYとは?:本記事のコンセプト
  • 設置計画:棚板設置の具体的な計画手順

記事の信頼性

あべのハルカス等の多くの著名ビル建設の施工管理を9年間従事し、社員数1万人超え企業で社内表彰された私が紹介します。

読者の皆さんへの前置きメッセージ

シリーズ記事として、棚板設置の計画~取付を取り扱っています。「壁面収納DIYをするには何をすれば良いのだろう…。」という悩みを持つ方向けに書いています。

今回は”計画”がテーマで、「壁面収納DIYに関する用語、部屋のレイアウト決定、予算決定」についてイメージできるようになると思います。

失敗したくない気持ちはわかります。悩んでるだけでは何も始まりません。
この記事で棚板づくりって意外とカンタンと思って頂ければ嬉しいです。
もしわからないことがあれば、是非コメントしてください!

再現性が高いDIYとは?

私が考える再現性の高いDIYとは以下と思っています。
「身内の理想を、どこでも売っているモノで、同じように作ることができる」

DIYは、自分や家族の要求を満たすことが目的だと思っています。
困りごとが解決して、皆が笑顔になれば幸せです

全て自分の力でやろうとチャレンジすることは素晴らしいことだと思います。
しかし、全て自分の力でやり切れないと思って行動できなくなるケースもあると思います。

新しいことにチャレンジする時、どんなことでも、最初は何もわかりませんよね。
でも、具体的にやることがわかれば、それをマネて行動に移せると思います。

私は業務上、施工管理をしているため、どのように建物が作られるかがわかっています。しかし、施工管理は、工法を計画して現場の職人さんに作業を依頼するため、自分の手を動かすことはありません。

手を動かしたことが無いにも関わらず、家族のためにDIYを始める時、一切の抵抗感がありませんでした。これは、建物の構造を知っているからこそ、どのようにモノを加工して付けるのかが簡単にイメージできたからです。

私の9年間の業務経験で培った施工管理の重要要素であるQCDSE(以下参照)をもとに、誰にでもできるDIYを皆さんへお届けしたいと思っております。

身近にあるモノで、自身の、そして家族の理想の空間を造って下さい。

QCDSEは、DIYをするにしても大事な要素ですので、記事でも所々触れています。
Q:Quality (品質)
C:Cost (コスト)
D:Delivery (作業時間)
S:Safety (安全)
E:Enviroment (環境)

設置計画

DIYに限らずどんなことでも計画することは重要です。
計画が苦手、何を計画すればわからない方は以下の順番で計画するようにしてください。DIYで計画することを学べば、日常生活でも計画することが身に付き、物事が上手く進むようになりますよ。

本題の設置計画ですが、サンプルを以下に記載しますので、こちらに沿って計画してみてください。
私が普段の施工計画も以下と似た手順を踏んでいます。

STEP0 壁面収納(棚板)周りの用語説明
STEP1 理想レイアウトの検索
STEP2 レイアウトの決定
STEP3 予算の決定
—この記事の取り扱いはここまで—
—以下別記事—
STEP4 材料の準備
STEP5 材料の加工
STEP6 設置

STEP0 壁面収納(棚板)周りの用語説明

話を進めるにあたり、以下の画像で壁面収納の基本となる用語を学びましょう。
この画像が理解できれば、棚板設置に関する材料の8割は理解できたことになります。

棚板の材料としては、木板とブラケット。
取付する時は、下地にビス(ねじ)で固定すればOKです。下地がない場所はビス固定できないのでご注意を。後程、下地がない場所の固定方法を紹介します。

STEP1 理想レイアウトの検索

DIYをするには、完成イメージが最も重要です。
1から想像して壁面収納を作り上げることは非常に難しく、どこかで必ずつまづきます。

googleで「棚板 おしゃれ diy」等で検索して、画像アイコンを選択すると上記キャプチャのように色々画像が出てきます。出て来た中で自分の理想にあった画像を探しましょう。
googleに限らず、Instagram等のSNSもアイデアの宝庫なので積極的に使用しましょう。

そして、これだ!と決めた画像は必ず保存してくださいね。
でも、たくさん保存するのではなく、この段階で1〜3個までに候補は絞りましょう。

計画を進めると、どうしても考えが発散することがあります。
最初はどう考えたんだっけ?に対して、保存した画像は効果的です。考え方がブレてきた時には、振り返りの意味も込めて保存画像を見ましょう。

STEP2 レイアウトの決定

壁面収納を設置したい部屋で、STEP1で想定した壁面収納をどこに付けるかをイメージしましょう。
理想的な方法としては、部屋の写真を取って、STEP1の画像を切り貼りすることです。

私は、ペイント、エクセル、パワーポイントのいずれかを使用して、完成イメージが取付場所にマッチしているか確認します。使用するツールは気分で決めています。

完成イメージを自分の部屋に当てはめるだけなので、その方法はなんでもイイと思います。
スマホの画像編集ソフト等、自分のやりやすい方法があればそちらを採用ください。

設置場所と一緒に壁面収納の大きさも合わせて考えておきましょう。
上記画像では、「白い炊飯器の幅が250mm(25cm)程で棚板1枚に対して6個くらいだから、1500mm(150cm)程の棚板を2枚準備すればいいかな」とざっくり計算ができます。

壁面収納の奥行きは何を置くかで変わりますが、おおよそは以下となりますので参考にしてください。

奥行用途場所
20mm 飾り棚 リビング、子供部屋、書斎
30mm食器置き キッチン
60mm衣類収納 洗面所、クローゼット内
奥行のサイズ例

ある程度レイアウトが決まったら設置場所に下地があるか確認しましょう。壁をノックしてみて、音が響く場合、ノックした場所に下地はなく、音が響かない場合、下地があります。

太鼓の達人を例にしてみると以下のイメージです。
ドン:下地なし
カッ:下地あり

下地がある位置に100均やホームセンターで売っているマスキングテープを貼って目印を付けておくといいでしょう。勢いよく剥がさない限り、壁のクロスが剥がれることはないので安心してください。

壁の構造については別の記事で紹介していますのでそちらを参照ください。

STEP3 予算の決定

予算の決定も重要です。こだわりを持てば持つほど、コストは掛かります。
当初は買うと高いから自分で壁面収納を作りたいという思いだったのに、結果的にDIYの方が高くなってしまった。というケースは大いにあります。

家具屋で購入した時のコストと比較するためにもある程度完成イメージがついた段階で予算検討することをオススメします。

STEP2まで考えられているのであれば、木材の大きさと枚数、ブラケットの数について具体的な準備数が出ていると思います。

例えば、長さ550㎜×奥行き150㎜×厚み18㎜くらいの棚板を設置する時を考えてみましょう。大きさとコストは以下となります。DIYは切って付けるだけを想定(塗装は別途)

購入先価格帯特徴(自由度)
IKEA1000~2000円サイズ展開は限られており、長物が多い傾向
ニトリ1800~2500円サイズ展開が店舗のみで見ると豊富
無印2500円~サイズ展開は限られており、300mm~500mmが多い印象
DIY(ホームセンターや通販サイト)1400円~サイズは自分で決められる。
価格比較と特徴

IKEAの商品は安く、長物が多いので、自分で切って長さ調整することもできます。
家具屋の商品を取付することも立派なDIYだと思いますので、自分の考えに一番合うモノをチョイスしてください。

まとめ

今回は、棚板設置に関して、計画するところまでを紹介しました。
計画は今後の工程の命運を左右すると言っても過言ではありません。

材料を買ってみたはいいけど部屋のイメージに合わなかった。設置したい場所に設置できない。思った以上に費用がかさんでしまった。と言ったマイナスポイントを防止できるのは計画だからです。

難しく考える必要はありません。
とりあえず、以下だけやって頂ければ、棚板設置はできます。

  • 完成イメージをgoogleやSNSで検索
  • 完成イメージを自分の部屋に落とし込み下地を確認
  • 条件比較してコスト計算

理想のレイアウト探しが一番ワクワクすると思います。その時の気持ちのまま、設置場所まで計画すれば、行動しやすいと思います。

最初は頭の中で計画立てるだけでもいいですのでやってみてください。慣れてきたら本記事のように履歴を残すようにしましょう。振り返りもできるし、当時のアイデアを思い出してより良いDIYにつなげることができると思います。

次は、材料を購入するフェーズです。
計画したコストをベースに材料を探していきましょう。
別記事で紹介していますので、ぜひご覧ください!

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